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FEATURES

特集

日本選手権をはじめ、数々の全国大会でメダルを獲得。競泳で磨いた「泳力」が光る若きマーメイド。

活動実績

第100回日本選手権水泳競技大会アーティスティックスイミング競技
【チーム・テクニカル】
ミキハウス東京ASC  2位

【チーム・フリー】
ミキハウス東京ASC  2位

【アクロバティックルーティーン】
ミキハウス東京ASC  2位

【デュエット・テクニカル】
稲富 愛佳×内田 桜子 2位


経営学部 ビジネスエコノミクス学科
稲富 愛佳 さん

・・・

以前は「シンクロ」の名で親しまれ、2017年に競技の名称が変更されたアーティスティックスイミング(以下AS)。日本は世界の中でも強豪国の一つとされ、オリンピックでは常にメダルが期待されるなど注目を集める競技だ。稲富さんがASに出会ったのはシドニーやアテネ五輪などを経て、子どもたちの習い事としても競技が浸透している頃だった。「2歳から水泳を始め、幼稚園の年長から選手を育成する選抜コースに入り、競泳選手として活動していました。小学1年生のときに競泳の自主練習で利用していたプールでASの体験会があり、参加したのがきっかけです。曲に合わせた振り付けを覚え、演技するのが楽しかったことを覚えています」。競泳と並行して競技を続け、中学1年生からASに絞り、現在も所属するミキハウス東京アーティスティックスイミングクラブで本格的な活動を始めた。自身の強みは、競泳で培った泳力やスピード感だそうだ。数々の大会に出場し、昨年は、キャプテンを務めた「日本選手権水泳競技大会」チーム・テクニカルルーティンの種目で優勝を飾った。「昨年の日本選手権でルール改正があり、技ごとに採点する方式になりました。総合点が高くなるよう、難易度の高い技にたくさんチャレンジしたことが優勝につながったと思います。また、上は大学生、下は中学生と、チームの選手間に年齢差もあります。ミーティングなどでは選手全員が意見を素直に出し合える環境づくりを意識しました」。キャプテンとしてチームを先導し、さまざまな試行錯誤を重ねてきた稲富さん。今年8月に開催された全国大会「日本アーティスティックスイミングチャレンジカップ2024」ではソロ2種目とチーム1種目で金メダルを獲得し、目標としていたソロ2冠も達成した。「5月の日本選手権はメダルに届かず悔しい思いをしました。ここまで諦めずに技術を磨いてきてよかったです。今後は指導者にも挑戦したいです」と語ってくれた。現在、大学では数理モデルなどを応用してビジネスにおける諸問題の解析を行っている。卒業後は就職を考えているということで、今後、新たな領域での活躍にも期待したい。

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